支援 と 世話
障害福祉では、「生活支援員」、「世話人」という職種があります。職員配置基準で入所施設や通所施設では生活支援員が、グループホームでは生活支援員と世話人が主に利用者(入居者)への直接支援・援助を行います。
「支援」の意味は辞書(広辞苑)では、支え助けること、援助すること、「世話」の意味は人のために尽くす、面倒を見るです。が、違いがわかりにくいです。
グループホームの職員配置基準上での「生活支援員」はサビ管が作成した個別支援計画に基づいて利用者への生活支援(金銭管理や介護など)や様々な活動をサポートすること、「世話人」はグループホームで利用者への家事援助や日常生活の相談援助が基本的な業務となっています。
しかし、ホームや利用者の状況によっても異なりますが、現場では日常的に介護や入浴、排せつなど対応の必要な利用者が増え、世話人も生活支援員と同様に介護(知識や技術など)の専門性が求められるようにもなっています。
また、「生活介護」や「就労継続支援B型」事業にも「生活支援員」が基準上配置されていますので、それぞれの部署(事業所利用者)で関わりは異なりますが、障害の多様化や専門的な支援のためにはサビ管が作成した「 個別支援計画 」を多職種で実行(実現)するという考え方は同じですね。